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『「中間小説誌の研究――昭和期メディア編成史の構築に向けて――」研究報告書』
2015年2月発行

目次
「中間小説誌」の研究――昭和期メディア編成史の構築に向けて――」について

【論文】
高橋孝次「大衆雑誌懇話会賞から小説新潮賞へ――「中間小説」の三段変容説」
西田一豊「舟橋聖一『雪婦人絵図』と中間小説誌」
牧野悠「「チャンバラ中間小説」の徴候――戦前期大衆文学論からの要請」
小嶋洋輔「中間小説誌における「読者の声」欄の位置――「小説新潮」昭和二八年~昭和三九年」

【調査旅行報告】
【主要調査雑誌目録】


フルテキスト



第十三回松本清張研究奨励事業報告書
『松本清張と昭和30年代「中間小説誌」』
2013年1月発行、北九州市立松本清張記念館

目次
「松本清張と昭和30年代「中間小説誌」」について

論文
高橋孝次「「中間小説」の真実なもの――「地方紙を買う女」と「野党伝奇」」
牧野悠「清張の〝ポスト銭形〟戦略――『オール讀物』のなかの「無宿人別帳」」
小嶋洋輔「松本清張作品と東京の拡大、そして中間小説誌――松本清張『歪んだ複写』論」
西田一豊「『日本の黒い霧』と小説群――松本清張の小説方法をめぐって」

資料
「中間小説誌」の分布図
清張「中間小説誌」作品目録

表紙 裏表紙 奥付

『松本清張と昭和30年代「中間小説誌」』は、北九州市立松本清張記念館が実施する第十三回松本清張研究奨励事業に入選した研究課題の報告書であり、収録論文・資料の諸権利は北九州市に帰属します。松本清張研究奨励事業については、松本清張記念館のホームページをご覧ください。

  

小嶋洋輔『遠藤周作−「救い」の位置』
2012年12月発行、双文社出版、本体価格:4600円
ISBN978-4-88164-614-4


概要
 遠藤周作という作家が、「中間小説」というジャンルをどのように自身の文学的テーマと結節させたか、いいかえれば利用したかを探った論、「中間小説論−書 き分けを行う作家」を収載している。本研究事業の有す問題意識の「原型」が垣間見える論であるが、この段階では、作家遠藤周作から、という限界があった。 その旨は巻末に付した「遠藤周作「中間小説」リスト」の「補足」でもって付記しており、本研究事業との連関についても記してある。(2013年、笹淵友一記念日本キリスト教文学会賞受賞)

目次
Ⅰフランス留学と時代
遠藤周作の留学
遠藤周作とサド
Ⅱ遠藤周作を歴史化する試み
「中間小説」論
遠藤周作作品と語り手
遠藤周作作品における家族
Ⅲカトリックの変容
「遠藤周作論」を再構築する
『火山』と『おバカさん』
『沈黙』と時代
Ⅳ変遷する時代と移りゆく救い
「それぞれ」の救い、「宗教的なるもの」の文学
遠藤周作と二〇世紀末の宗教状況
遠藤周作と仏教
大江健三郎『燃えあがる緑の木』
遠藤周作「中間小説」リスト

双文社出版の紹介ページ



                                                

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